たなごころ。

たいせつなものはすべて、てのひらのなかに・・・

「毎日が物足りない、つまらない」そう思い続けてきた僕に伝える言葉

みなさんは、毎日が「どうしようもなくつまらない」と思ったことはありますか?

僕はあります。
毎日普通に働き続けてきてもどこか孤独で、取り残されているような感じがするんです。このまま何もなく、同じような毎日が続いて歳を重ねていくのだろうか?そう思うと不安で不安でたまりません。

『なんとか現状を打破したい!』

そう思っても、中途半端に重ねた歳のせいで腰が重く、結局は適当な理由をつけては諦めることをくりかえしてきました。
あなたも僕と同じような気持ちを抱えていませんか?


僕が出会った一冊の本

そんな毎日を送る中で、出会った一冊の本がありました。
本の名前は『仕事はたのしいかね?』
著者はデイル・ドーデンという方です。

仕事は楽しいかね?
仕事は楽しいかね?
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デイル ドーテン
きこ書房
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そう、あまりにも有名すぎる本ですよね。

それまで僕は、「仕事なんてつまらない物だ。でも、やり続けるためには少しでも楽しく有りたい。」そう思うようにしてきました。ネットで良く目にする『好きなことを仕事にしろ』という言葉が嫌いで嫌いでどうしようもなかったのです。
だから最初にこの本を手に取ったときも半信半疑、いや全て疑いの気持ちで本を手に取りました。  

でも、その疑いの気持は、読み進めることでいとも簡単に突き崩されたのです。



僕を突き動かした言葉

最初にハッとしたのはこの言葉でした。

多くの人は、自分がどんな仕事が〈大好き〉か、どういう仕事をこの先ずっと、毎日、朝から晩までしたいか、わからないということだ。

僕が今まで、仕事に対して抱えてきた漠然とした不安と焦り、それは僕だけが抱えている問題ではありませんでした。考えてみれば当たり前なんですよね。あなたは好きな仕事はなんですか?と聞かれて答えられますか?答えられるなら、それは本当に素晴らしいことだと思います。
僕は答えられません。ましてや、その仕事をこれから何年も好きでいられる自信もありません。


また、こんな事も書かれていました。

理想の仕事についてちゃんとした考えを持っていないなら、物足りなさや取り残されたような思いを抱くだろう。

理想の仕事ってなんだろう?

漠然とした疑問を持つことはあっても、それについて具体的に考えたりすることはしてきませんでした。 生きていくために、生活のために、お金のために、いろんな理由をつけては妥協する道を選んできたのは僕自身です。


漫画でわかる『仕事は楽しいかね?には、こうも書かれていました。

「仕事がつまらない」「毎日が単調に過ぎていく」――そんなふうに感じている人は、おそらく知らず知らずのうちに自分自身も進んで単調な行動をしているはずだ。

まさしく僕はそのとおりに歩んできたのです。



僕はどうすれば良いんだろう?

5年先、10年先が誰にも予測できないように目標ばかりに縛られるのは良くない。仮に目標を立てたとしてもそれに縛られるのは愚かだということも、本を読んで知りました。

僕は目標を立てたものの、それに縛られるあまり行動範囲や視野を自分で狭めてしまっていました。その先にあるのは挫折と諦めるということ。なら現状を変えるのは無理なのだろうか?諦めるしかないのだろうか?僕はどうすればいいんだろう?


その答えをくれたのはこの言葉でした。

明日は今日と違う自分になる。


『自分を変える』『つまらない生活を変える』

漠然としたそんな目標よりも、この言葉は身近で僕の心に深く染み渡ってきたんです。

毎日、違う自分になるということは、「試すこと」を続けるということ。試行錯誤を繰り返し、日々新しい自分へとなっていく。変わっていくことは大変かもしれませんが、同時にとても「楽しい」ことでもある。 人は『違うもの』になって初めて『より良く』なれる」というように、現在と比べて「より良く」なるには、「変わる」しかありません。「変わる」には、何度でも「試す」しかありません。そして「試す」ことが当たり前になったとき、おそらく皆さんも「単調な毎日」から離れた場所にいるはずです。

何もかも全て変えることは無理だけど、なにか一つだけ昨日とは違うことをやってみよう。
それだけなら僕にも出来るはずです。今年1年はそれだけを目標に、少しでも絶えず変化し続けていきたい。
それが僕が得た新たな目標でした。

さいごに

「試すことは失敗ではない」

試すことに失敗はつきもの。
去年までの僕はその失敗を恐れて試すことをしてきませんでした。今年は常に変化し続ける1年。このブログもそのひとつです。僕と同じような気持ちを抱える人が少しでもこの本を読んで光明を掴めるように、そう思ってこの記事を書きました。

仕事は楽しいかね?
これからも何度も読み続けていきたい本のひとつです。

※文中の引用は全て、『仕事は楽しいかね?』及び『漫画でわかる仕事は楽しいかね?』より紹介させていただきました。