たなごころ。

たいせつなものはすべて、てのひらのなかに・・・

自分が抱える不満を『見える化』して得られること

この世の中には、いったいどれだけの人が不満を抱えながら生きているのだろう?
みんながそれぞれいくつかの不満を抱えながら、それでも時間は流れていく。
抱えた不満の全ては外に見せることは出来ない。他人がどれだけの不満や不安を抱えているのかはわからない。
その見えない部分が、妬みや羨ましさにつながるんだと思う。



自分の不満を『見える化』してみた

僕は今、毎日思ったことや考えたことを『日付トピック』という形でWorkflowyというアウトラインエディタに書き残している。日付トピックの説明やWorkFlowyの説明については、僕が参考にさせていただいたサイトを見てもらいたい。

teineini.net

ある日のこと、どうしてもモヤモヤする漠然とした不満や不安をどうにかしたくて、思っていることを何もかも書き出してみた。 体裁や文章は気にせず、自分の頭の中にある思いをそのままの形で書き出していく。 不満を解決するには、まずはその不満を知ることが必要だと思った。

書き出しているうちにふと気づいたこと。

『意外とどーでもいいようなことをうだうだ考えてるんだな』

そう思った瞬間に少しだけ、ふっと心が軽くなったようなきがする。
書き出した不満を眺めると、それは大きく3つに分別できることに気づいた。


(1)どうでもいいくだらない不満
(2)大切だけど自分でなんとか出来る不満
(3)大切な上、自分ではどうしようも出来ない不満


くだらない不満は、ほぼ黙認できるレベル。
考えても仕方のないようなことで、僕は頭を悩まされていた。
このモヤモヤの何割かが、こんな悩みで出来ていたのかと思うと思わず笑ってしまいたくなる。

自分ではどうしようもない不満は、他人が関わってくる不満だ。
これは自分でどうにかしようとしても、なかなか変えることはできない。自分は変えられても、他人を能動的に変えることは不可能とは言えないかもしれないけど、とても難しいことだと思う。

一番のキーポイントになる不満。 それは自分でなんとか解決できる不満
自分の考え方を少し変えるだけで、行動を少し変えるだけで、この不満は少しずつでも解消されていくかもしれない。
まずは、自分が出来る事から少しずつ始めてみようと思う。



不満を『見える化』して得られたもの

不満を見える化したことで、上にあげた3つの事に気づいた。
どうでもいい不満は取るに足らない事が多いし、自分でなんとかできる不満は、少しずつ毎日の暮らしで改善していく事ができる。
でも、自分ではどうにもならない他者が絡む不満は難しい。
不満を3つに分けられたとしても、3割はどうしようもない不満で占められているのだ。

見える化したことで建設的に取り組む気持ちにはなったものの、どうにもならない不満や不安に直面した事で 少し気持ちが落ち込んでしまった。



さいごに

不満を見える化すること。

それは僕にとってはそれなりの成果を得ることができた。でも、逆にどうにもならない不満に対してますます不満が広がる感覚を覚えたのは事実。
大切なのは、見るべき不満はしっかりと見据えて少しずつ解決し、見なくても良い不満はどこかに書き出すだけにしておくこと。

今の自分に出来ることと出来ないことを理解し、見据える不満の取捨選択が大切なのだとしった。
まずは一歩一歩変えられるものから変えていく。